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熱中症について② 

  • 2014年7月24日
 
 夏本番真っ盛りですね。熱中症で救急搬送される人は年々増え、ほぼ半数は65歳以上の高齢者が占ています。重症だと死に至ることもあるが、正しい知識を持てば事前に予防でき、適切な対処で症状も改善する。今からできる対策は…。
 
 「夜寝ていて、汗をびっしょりかいてしまうのですが、水を飲んだ方がいいですか」
 
 「あまり水分をとらない母に飲ませるための声がけの仕方は?」
 
 今月2日、東京・新宿の都営住宅「戸山ハイツ」の一角にある「暮らしの保健室」で「熱中症・脱水予防講座」が始まった。同団地は高齢化率40%を超える。初日は団地や近所に暮らす高齢者約10人が参加し、看護師に熱心に質問をしていた。
 
 この保健室は、長年地域で訪問看護に取り組んできた「ケアーズ白十字訪問看護ステーション」が2011年に開設した。同時に予防講座も始め、医師や保健師などの専門家が熱中症になりやすい環境や身体状況、水分補給についてわかりやすく説明している。室長の秋山正子さんは「講座を始めた頃は重症化する人が多かったが、最近は脱水状態に早めに気づき、対処するようになったので、病院に搬送される人が少なくなってきた」と話す。
 
 ◇一気に重症化
 
 東京都健康長寿医療センター研究所(板橋区)の「福祉と生活ケア研究チーム」の野本茂樹さんは「高齢者は熱中症になりやすく、重症化しやすいことを自覚し、夏を乗り切る工夫が必要」と話す。
 
 熱中症は3段階に分けられる。<1>の場合は涼しい場所に避難し、首筋や脇の下、太ももの付け根に冷たいペットボトルなどを当てて体を冷やし、スポーツドリンクなどで水分を補給する。<2><3>の状態になったら、速やかに救急車を呼んだ方がいいという。
 
 「高齢者は30分くらいで一気に軽症から重症化することがあるので、早めの対応が必要です」と野本さんはアドバイスする。
 
 なぜ、高齢者は熱中症になりやすいのか。主な理由として、老化に伴い、暑さや寒さを感じる皮膚のセンサーが鈍くなる▽汗腺が萎縮し汗が出にくく体温調節がスムーズにできない▽脳の深い部分にある浸透圧感受性が鈍感になり、喉の渇きを覚えにくくなる▽体内の水分量が50%(新生児70%、成人60%)と少ない??などが挙げられる。
                                                             毎日新聞より抜粋 
先日も熱中症について書きましたが他人ごとだとは思わないで気をつけて下さい。
頑張ってこの夏を乗り切りましょう。coldsweats01

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